アルカディア市ヶ谷が取り組むSDGs

 

SDGs(持続可能な開発目標)とは

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。2030年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されています。

アルカディア市ヶ谷 私学会館では、ご利用の皆様に安全・安心で快適なサービスを提供し、地域のランドマークとして末永く愛される施設であり続けられるように、そして働くスタッフが活き活きと輝いている職場であるように、SDGs(持続可能な開発目標)の趣旨に賛同し全館的に取り組んでおります。17のゴールと169のターゲットを大きく4つのテーマに分類して取り組み、持続可能な社会の実現に貢献して参ります。

地球環境への取り組み

プラスチックごみの削減
海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化など環境保全への取り組みの一環として、お弁当等のテイクアウト商品にはバイオマスビニール袋を使用、ストローやプラスチック製のカトラリー(スプーン・フォーク等)を、紙製ストローや木製カトラリーに置き換えています。
また、宿泊客室のアメニティについては、必要なアイテムだけをお選びいただけるようアメニティバイキング方式を導入し、プラスチックの使用量削減を推進しています。

廃棄物削減・リサイクル率向上
廃棄物に関しては、ごみの分別の徹底を実施しております。また、リサイクル率の更なる向上を目指し、捨て方のポップを作成することで従業員に周知していきます。

フードロス問題への対応
宴会時の個人盛りの推奨や、食材保有率の共有、残食材の有効活用を実施しています。大人数での立食パーティーでは、3010運動(乾杯後30分とお開き10分前は料理を楽しみフードロスを削減する)を推進しています。

地球環境に配慮した製品の提供・販売
2階レストラン「フォッセ」「スリーゼ」では、農薬・化学肥料を使用せず生態系の循環機能を活用して作る「森のコーヒー(銀座カフェーパウリスタ)」を提供しています。1階の売店では、同様のコーヒー豆や障がいを持った方の就労施設で製造されたクッキー(NPO法人ラ・メール)をそれぞれの取り組みに賛同し、販売しています。

安全・安心への取り組み

食品衛生への取り組み
HACCPに基づく衛生管理を実施し、民間企業による年1回の食品衛生検査、年3回の腸内細菌検査を行っています。また、指摘事項等の報告会や食中毒に関する講習会を開催し、食品衛生の知識向上に努めています。

サービス介助技術等の向上
高齢者及び障がい者へのサービス介助技術の向上としてサービス介助士の資格取得に力を入れ、現在10名の資格保有者が在籍しています。また、館内におけるお客様の突発的な怪我等に対応出来るよう上級救命講習の取得、再講習の計画的な受講を徹底しています。

防災対応
消防法で定められている必要人員以上の自衛消防技術認定者並びに防災センター要員受講者が在籍し、自衛消防隊の中核要員を構成しています。各種訓練や講習会の他、限られた人数で行動することが求められる夜間の火災を想定した訓練も実施しています。

大規模災害への備え
2011年3月11日に発生した東日本大震災の際、都内においても公共交通機関の麻痺により、多くの帰宅困難者が出たことを教訓に、約200名分の水、食料、毛布、冷熱遮断アルミシート等の非常用備品の備蓄・管理を実施しています。

安全・安心なホテルを目指して
館内各部署から構成された防災・防犯対策委員会並びに食品環境衛生委員会を2007年に発足し、現在に至るまで様々な角度からの視点で改善等を話し合い、お客様に安心してご利用いただけるようにより良い会館を目指しています。

地域社会への貢献

地域イベントへの参加
三大江戸天下祭の一つである山王日枝神社例大祭「山王祭」における町内大神輿渡御の休憩所として、料理や飲料を振舞います。また、町会や商店街の集まりへの参加、子ども縁日への出店も行っています。

食育ボランティアへの参加
全日本司厨士協会(東京司厨士協会)が主催する小学校等の親子を対象とした食育ボランティアに会員として参加しています。シェフやパティシエによるデモンストレーションから始まり、衛生面の知識、調理技術、試食、家庭用のレシピ配布までを行っています。

誰もが活躍できる社会・職場に

インターンシップの受け入れ
インターンシップ制度を導入し、大学・短期大学・専門学校の生徒にとって、専門的な知識や技術の習得機会となるよう有益な実習体験の場を提供しています。各学校からの要望を取り入れ、感染対策に十分配慮して実施しています。

若手・女性研究者を応援
私立大学等の未来を担う優れた若手研究者や、様々な事情からその能力を十分に発揮する機会が得られなかった女性研究者が取り組む独創的で発展性のある研究を支援する『若手・女性研究者奨励金』へ、売上の一部を寄付することの出来る寄付金付き自動販売機を館内に設置しています。

従業員の健康維持を目指して
全職員を対象とした健康診断とストレスチェックを毎年実施しています。健康診断については、当会館会議室を利用した巡回健診を行うことで受診率はほぼ100%となり、スタッフの健康維持、病気の早期発見に努めています。また、福利厚生の一環として、職員の私傷病における万一の入院や手術費用の補助を目的に職員を被保険者とした医療保険に加入しています。

働きやすい職場づくり
休暇休業制度の充実を目指し、安心して育児や介護に専念して、復職を目指してもらうために育児休業や介護休業の取得に加え、復職後の時間短縮勤務制度を設けています。休業取得者や時短勤務者が在籍する部署で働くスタッフの協力もあり、復職後の定着率は8割を超えています。